SOUND

人と違う見た目が、俺に孤独を連れてきた。

どうやら珍しい姿に生まれついたのだと
気づいたときにはすでに地獄の底にいた。

おぞましい視線を振り払うように逃げ続けて
いたらいつの間にか孤独の淵に立っていた。

誰かと繋がりたい。

心から誰かを信じたい。

こんな俺を受け入れてほしい。

叶わない願いを握りしめて、
夜の街を虚しく彷徨っていた。

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