SOUND

愛さなくてもいいから、僕を見て。

自分のことを特別な人間だと思ってた。

スポットライトを浴びて、
みんなに愛される側の存在。

舞台さえ整えば、絶対そうなれるって
信じて疑わなかった。

だけどそんな希望は、あっけなく打ち砕かれた。

挫折した僕を、いつしかみんなは
『いないもの』として扱うようになった。

透明に生きるのは、嘲笑よりも罵倒よりも
ずっと悲しいことだった。

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